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speakerドリル [2015/03/31 17:37] member |
speakerドリル [2015/04/01 01:01] (現在) member |
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ライン 71: | ライン 71: | ||
これはプログラムの一番最初に書いてください。\\ | これはプログラムの一番最初に書いてください。\\ | ||
- | 例えば #define ra0 440 のように書いてみます。\\ | + | 例えば #define la0 440 のように書いてみます。(laはラ、0は基準のオクターブ)\\ |
- | するとra0に440という数が"定義"されました\\ | + | するとla0に440という数が"定義"されました\\ |
以降、「ふつうのラの周波数はえっーーーと440Hzだ」ではなく\\ | 以降、「ふつうのラの周波数はえっーーーと440Hzだ」ではなく\\ | ||
- | 「ふつうのラの周波数はra0」と調べたり思い出す時間、手間を省けます\\ | + | 「ふつうのラの周波数はla0」と調べたり思い出す時間、手間を省けます\\ |
+ | ちなみにドレミはイタリア語で「do re mi fa sol la si do」です。\\ | ||
他にもモーターを回す際にポートを調べたり、覚えたりする手間が省けます。その際は\\ | 他にもモーターを回す際にポートを調べたり、覚えたりする手間が省けます。その際は\\ | ||
ライン 88: | ライン 89: | ||
===4.音の関数化=== | ===4.音の関数化=== | ||
- | 3,4で音が簡単に流せるようになりましたね?たぶん人によっては5,6行でひとつの音が流せているかもしれません。 | + | 3,4で音が簡単に流せるようになりましたね?人によっては5,6行でひとつの音が流せているかもしれません。\\ |
しかし、関数化することによってたった一行で音やメロディを流せるようになります。\\ | しかし、関数化することによってたった一行で音やメロディを流せるようになります。\\ | ||
+ | 今まで挙げてきた音のパラメータ(変数要素)ってなんでしょう?――音程(周波数)、長さですよね?\\ | ||
+ | 試しにsound_playerという関数を作ってみましょう。戻り値はいりません。\\ | ||
+ | 中身は当然今までやってきた、一つの音を出すプログラムです。\\ | ||
+ | 次に引数としてfreq(float型)、length_ms(int型)を用意しそれぞれ周波数の数と長さの数があるところに置換してみてください。 | ||
+ | これで完成です。 main関数に sound_player(do0,1000);とでも書いて実行してみましょう。\\ | ||
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+ | 一行で音が流せましたね?\\ | ||
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+ | メロディを一行で流すこともできますが少し難易度が高いです。 | ||
+ | void music_player(int sound[255],int length[255])とし、その中でmelo_countという変数を作ります\\ | ||
+ | そしてsound_player関数をmelo_countでfor文を使って、ループさせます。 | ||
===5.動作中の音楽再生(マルチタスク)=== | ===5.動作中の音楽再生(マルチタスク)=== | ||
+ | 項目1~4で自由にメロディーが鳴らせるようになりましたね。 | ||
+ | ここまででも十分楽しいですが、今のままでは音楽を流している間、他の動作は出来ません。ライントレースをしながらメロディーを流したいという人もいますね。 | ||
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+ | そこで、マルチタスクのプログラムのヒントを書いていきます。 | ||
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+ | 項目1の「ラ(440Hz)の音を鳴らす」を例にとります。 | ||
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+ | 先ほどの復習ですが、 | ||
+ | まず割り込みの関数内で1ずつ加算される変数sound_countを用意します。 | ||
+ | そして、メイン関数で、 | ||
+ | while(1){}のかっこの中に1秒間に440回ON/OFFするプログラムを書きましたね。 | ||
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+ | このままではメイン関数ではラの音を鳴らす以外のことはできません。 | ||
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+ | では、次のことをしてみてください。 | ||
+ | while(1){}のかっこの中のON/OFFするプログラムの「while」を「if」に変える。そのプログラムを切り取って、割り込み関数の中に移す。 | ||
+ | |||
+ | どうですか。上手く行けばラの音がなるはずです。 | ||
+ | |||
+ | 鳴ったところでプログラムを見返してみると、メイン関数ではやることが無くなっているはずです。割り込み関数ではラの音を鳴らしています。ここからがんばって、一つの音を出す関数、メロディーを流す関数を作りましょう。 | ||
+ | 完成すると、メイン関数ではなにもせず、割り込み関数だけでメロディーがならせるようになるはずです。 | ||
+ | ここまで来れば完成です。 | ||
+ | ライントレーサーのプログラムと合体させてもトレースと平行してメロディーが鳴らせますね。 | ||